やるせなす中村の稲川淳二と行ったトンネルのロケの怖い話
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最終更新日:2017/07/29
やるせなす中村の怖い話
やるせなす中村が「淳二稲川のねむれない怪談(はなし)」というDVDで語った話です。
やるせなす中村が昔出演していた番組で、稲川淳二と心霊スポットをめぐるという企画がありました。あるロケで、東京の郊外にある、いわく付きのトンネルに行ったときの話です。現場に着くと、トンネルの手前にボロボロの廃屋がありました。聞いたところによると、その廃屋は昭和30年くらいに家族が住んでいたのですが、ある日強盗が入って家族を全員惨殺したという所らしいのです。娘さんだけがトンネルに逃げ込んで、そこに強盗が追いかけて行って殺したというのです。それから女の人の幽霊が出るという噂が広がって、実際にどうなのかを調べに行くというロケでした。そのトンネルは現在は旧道になっていて、実際には使われていないトンネルでした。
時刻は夜の11時くらいになっていて、真っ暗で、ちょっと感じる人だったら絶対に入りたくないようなトンネルでした。そこに稲川さんを先頭にして入って行きました。その番組はアイドルの男の子の番組でした。稲川さんも「ここはヤバイね。いたるところにいるよ」と言いました。中村にもトンネルの入り口にこの世の人ではないおじさんが立っているのが見えたりしました。
撮影をしていると、だんだんとそのおじさんが近づいて来るのが中村には分かりました。稲川さんがトンネルの説明をしている時に、そのおじさんと中村は目が合ってしまいました。「これはまずいなあ」と思っていたらアイドルの男の子がちょうど中村の真横に来ました。その瞬間にその男の子に霊が入ってしまいました。普通に撮影が進行している中、その男の子は白目をむいて倒れそうになるところを中村が抱え込みました。
中村は「もう撮影はできない。この子は撮影が出来る状態じゃない!」とスタッフに言いましたが、スタッフの中にはそういうのを信じていない人も多いので「奥まで行きましょうよ」と言われてしまいました。中村は「俺は画面に写らなくてもいいから、この子を外まで連れ出さないと危ない!死んじゃうよ!」と言って、稲川さんに更に奥まで行ってもらって、中村は懐中電灯でこれ以上霊が入らないようにその子を照らしながらトンネルの外に出ました。
ロケバスが来ていなく、スタッフに呼んでもらいましたが、トンネルの外でしばらく待っていなければいけませんでした。両端が山で木々が茂っているのですが、いたる所から視線を感じました。何十人という人が見ていました。その視線はやじうま的に見ている人や、ここに来るんじゃねえよという顔で見ている人など様々でした。中村は寄るなという感じでライトを照らし、ロケバスが来てその子を中に運び、事なきを得ました。
ロケが終わって、稲川さんも戻ってきてロケが終了しました。怖いトンネルでしたが一番怖いのは最後にスタッフの人に聞いた事でした。
そのトンネルというのは、幼女を何人も殺めて極刑が執行された宮崎勤が潜伏していたトンネルだったという事です。
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