森公美子の怖い話「カーナビゲーション」
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最終更新日:2015/08/31
森公美子の怖い話
2015年8月のごきげんようで語られた森公美子の怖い話です。
4人でゴルフに行った帰りでした。東京から、その辺りの田舎に引っ越したばかりの夫婦と森の友達の男性が車に載っていました。ナビゲーション通りに進んでいったらどんどん山道に入って行ってしまいました。山から市街に降りて行っているので、山を出られそうなものなのに、どこまで行ってもずっと山でした。ナビ通りに進んでいるのにおかしいなと思い、もう一回目的地を入れ直そうと思い停車して操作しようとしている時に、男の人2人が「あれ、ここ面白いんじゃない?」と言いだしました。森公美子はそういう感がするどいので「やめなさい!絶対にやめなさい!」と言いましたが、男性は「ここテレビで見たことがあるとこだ」と言って二人でどんどん山に登っていってしまいました。
男性の奥さんも「やめなさい!」と言いつつ、なぜか二人に付いて行ってしましました。森は「ちょっと!ちょっと!」と言いながらみんなを追いかけて行きました。すると急に奥さんが苦しいと言って呻き声を上げました。森は「ほら!こんな事やってるからよ!」と言いました。山はすぐに日が暮れるのか、奥さんが苦しいと言い出してすぐにあたりが真っ暗になってしまいました。奥さんは「苦しい苦しい」と言っているのですが、途中で男の人の声で「お前の、女もらったぞ」と言うのです。奥さんはそうとう苦しみ出したので、森は二人の男性に「はやく降りてこい!」と叫びながら急いで車に連れて行きました。
「なんでなかなか降りてこないのよ!奥さん苦しいでたじゃない!」と森が怒ると、男性は「そんな事ないよ。彼女後ろ向いてニッーと笑ってたよ」というのです。一行は「気持ち悪い気持ち悪い」と言いながら車で走って行きました。しばらく走るとガソリンスタンドがあったので入りました。森は「すいません。市内までの道を教えて下さい?」と地図を広げながら店員の男にに聞くと「どこから来たのあんたたち?」と聞かれました。「すいません。道に迷っちゃって峠の向こうから来たんですけど」と言うと男は「なんで峠いったの?」と言うので「ナビがおかしくなっちゃって」と答えると「なんで行ったかなー。なんでいったんだろうなー」と言いながら道を教えてくれずに店の奥に入って行ってしまいました。
「もうやめてよー!」と森が言いながらライトをパッと付けてよく見ると、そのガソリンスタンドは閉店してやっていなかったのでした。草がボウボウ生えていました。「キーーッ!」と言いながらガソリンスタンドを出て、走り続けましたが、同じ所を何周もしてなかなか帰れませんでした。実はそのガソリンスタンドの電話ボックスで、昔女性が焼身自殺をしたらしいのです。そのガソリンスタンドはその噂で閉店になってしまったという事らしいのです、、、
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