ポテト少年団中谷の怖い話「アンティーク鏡」

2011/10/28放送の人志松本の○○な話のぞっとする話で語られた、ポテト少年団の中谷の怖い話です。
ポテト少年団の中谷は、以前、不可思議探偵団という番組の企画の若手芸人怪談選手権でも怖い話をしていました。怪談ライブなんかにもよく出演しているようです。お笑いのネタは見た事ないですけど。

ポテト少年団中谷「アンティーク鏡」

友達のカワサキ君が昔、引越しをした時の話です。引っ越したばかりで家に何も無い状態だったので、とりあえず鏡が欲しいなと思い、鏡を買いに近くの骨董品屋に行きました。その店の店頭に鏡があったので、いいなあと思い一目惚れして、すぐ買うことにしました。

カワサキ君は長髪だったので、シャワーを浴びた後など鏡の前でよくドライヤーでセットしていました。ある日、鏡の前でドライヤーで髪を乾かしていると何か違和感を感じました。鏡に写っている自分の手がねじれてドライヤーが外を向いていたのです。「あれっ？」と思って見直したら元に戻っていました。その日は、それが怖くなってすぐに家を出て仕事に行きました。仕事中も気になりましたが、疲れているからだ、気のせいだと自分に言い聞かせて、帰っても鏡を見ないようにしようと思いました。

その日、仕事から帰ってきて、シャワーを浴びました。習慣になっているので髪を乾かそうと思い鏡の前に座ってしまいました。その時にすごい違和感を感じました。鏡に写った自分と目が合いました。特に変わった様子も無いの安心しましたが、次第に鏡に写った自分の目がずずっと上を見出しました。そして、ゆっくりと右、左、下と動いて下から真ん中に動いてまた自分と目が合った瞬間に鏡がバタンと倒れました。鏡は仰向けに倒れて、天井が写って、その天井から男の人の顔がズズズッっと現れました。怖かったのでその日は友達の家に泊まりました。

次の日、自分の部屋に行って、鏡にタオルをかけて骨董品屋に返品しに行きました。その鏡はまだどこかの骨董品屋に売られているかもしれません….